tkinuiの日記

見聞きしたものの備忘録

2013-07-07から1日間の記事一覧

生きる

1952年 黒澤明 ぐう名作。 家族の話かとおもったら全然それだけにとどまらず、現代における市民の生きがいを示した映画だった。「こういう生き方っていいよねえ」的なメッセージがある映画は苦手なのだが、説教臭く感じなかったのが一番の驚き。今の自分の価…

飲酒文化の社会的役割

2007年 Gerry Stimsonら 新福尚隆 監修 いろんな国の飲酒文化を知ることができそうだなーと思って読んでみたら、シリアスな学術書だった。 中身としては、アルコールっていろんな国で特に低所得者・若者・男がバカ飲みしていろんな問題起こすよねー、対策難…

アウンサンスーチー 変化するビルマの現状と課題

田辺寿夫 根本敬 2012年 角川書店 こないだ読んだ「ビルマの独裁者タンシュエ」がちょっと古い本だったので、その後どーなんと思って読んでみた。 本文中であからさまには書いていないが、日本としては有望な市場だし、88年まではそこまであからさまに悪いこ…

天国と地獄

1963年 黒澤明 スコセッシの推薦映画39本というのを見かけてそれを観ている。以下ネタバレあり。 天国と地獄は人質事件を題材とした映画で、三船敏郎演じる権藤が犯人に身代金を渡すべきか葛藤する前半のあと、特急こだま号で撮った身代金受け渡しの山場があ…